【獣医師執筆】「総合栄養食」だけじゃない!愛犬のココロとカラダを満たす食事の選び方

愛犬の毎日の食事、皆さんはどのように選んでいますか? フードのパッケージには「総合栄養食」「一般食」などの記載がされています。栄養素のみを考えた場合 「総合栄養食を選んでおけば、安心」という考えも一つかと思います。

しかし、栄養素だけでなく、愛犬の心と体を満たすためには、総合栄養食の一歩先を考えることが大切です。 

今回は、総合栄養食の基礎知識をはじめ、愛犬の健康と幸せを真剣に考える飼い主さんに知っていただきたい「本当に良い食事の選び方」について詳しくお話しします。

そもそも「総合栄養食」とは? 

「総合栄養食」とは、そのフードと水だけを適量与えていれば、該当する成長段階(ライフステージ)における健康を維持できるバランスの取れたフードのことです。

 日本のペットフード基準では、ペットフード公正取引協議会の定める分析試験や給与試験をクリアしたものだけが、パッケージに「総合栄養食」と表示することを認められています。 

総合栄養食を与えるメリット 


総合栄養食の最大のメリットは、専門的な知識がなくても、手軽に栄養バランスが整った食事を愛犬に与えられることです。 犬が必要とする栄養素の割合は、人間とは大きく異なります。

自作のトッピングや手作り食だけで完璧な栄養バランスを維持するのは、非常に高度な知識と手間のかかる作業です。総合栄養食を主食として与えることで、ビタミンやミネラル、タンパク質の偏りや不足を防ぎ、愛犬の健やかな成長と健康維持をしっかりと支えることができます。

総合栄養食も大切だけれど…知っておきたい「良い食事」の選び方


総合栄養食であることが食事選びの「第一歩」であることは間違いありません。それに加え「原材料の品質や添加物」に気を使っている飼い主さんも多くいらっしゃると思います。
確かに、品質や余計な添加物が入っていないことも、良い食事の一つの基準と言えるでしょう。

しかしながら、これらの選び方だけでは、最も大切なことを見逃してしまっているかもしれません。

栄養バランスや品質と併せて考えるべき大切なこと、それは、「よく食べること」「便の状態が良いこと」です。当たり前と思われるかもしれません。しかしながら、愛犬のことを真剣に考えている優しい飼い主さんほど、見落としがちなことでもあるのです。

よく食べることの重要性

どんなに健康的なごはんでも、無添加高品質なごはんでも、食べてくれなければ意味がありません。十分な量を摂ることは、十分な栄養を摂るために、一番重要なことです。
よく食べてくれると毎日の食事量にムラが無くなり、消化もしやすくなります。

何より、美味しく食べて元気に過ごす愛犬を見ていると幸せな気持ちになりませんか?飼い主さんが幸せな気持ちでニコニコしていると、わんちゃんも幸せな気持ちになるはずです。

便の状態は健康の指標

美味しく食べられることに加え、重要なのが、便の状態です。体質はわんちゃんによって異なるため、たとえ良いと言われるフードでもお腹の調子を崩すことがあります。

原因は、原材料の配合の割合や食物アレルギーなど様々です。消化不良が続くとわんちゃんの体にも負担がかかりますし、飼い主さんも心配になると思います。

体に良さそうなことが沢山書いてあったとしても、数日続けて体質に合わないフードは使用を控え、体調が良かったときのフードに戻しましょう。

※次々新しいフードに替えてしまうと、お腹の不調の原因がフードなのか、病気なのかわからなくなってしまいます。まずは、元のフードに戻すことが大切です。それでも便の状態が戻らない場合は病気の可能性があるため、なるべく早く動物病院を受診しましょう。

「よく食べて、便の状態が良い」食事を選ぶポイントは?

「よく食べて、便の状態が良い食事」と言われても、うちの子はなかなかそうもいかなくて…という飼い主さんもいらっしゃると思います。

そこで、ここからは、更に詳しくフードの選び方を見ていきましょう。以下の2つを基準にしていただくと、フードの検討がしやすくなりますよ。

フード選びの基準①水分量

犬の体の約60%は水分でできています。体内の水分は、栄養素の運搬や老廃物の排出、体調管理において欠かせない役割を果たしています。

よくお水を飲んで健康上の悩みも特になければ、体の水分バランスが整っているので、あまり考え過ぎなくても良いでしょう。

しかし、特にシニア期に入ったワンちゃんや、もともと水をあまり飲まない子の場合、日常的な「隠れ脱水」や尿路結石・腎臓への負担が心配されるケースが少なくありません。 そんなわんちゃんにおすすめなのが、水分をたっぷり含んだウェットタイプのフードの活用です。 

ウェットフードのメリット

  • 自然な形で水分補給ができる
    食事と同時に無理なく水分を摂取できます。
 

  • 高い嗜好性と香り
    水分が多いフードは温めると香りが立ちやすく、食欲が落ちた子やシニア犬の食欲を刺激します。
 

  • 消化吸収に優しい
    柔らかく加工されているため、胃腸への負担を抑えやすいという特徴があります。
 

ドライフードへのトッピングはもちろん、それ自体が「総合栄養食」となっているウェットフードであれば、主食としてしっかりと栄養と水分を同時に届けることが可能です。

フード選びの基準②品質と主なタンパク源の種類

一口に総合栄養食と言っても、使われている原料の品質や製造プロセスには違いがあります。 品質でおさえるべきポイントは以下の通りです。

品質のポイント

  • 良質なタンパク源(新鮮なお肉や魚)が主原料として使われているか
 
     原材料表記の最初に書かれているものが、主原料です。わんちゃんは植物性のタンパク質より動物性のタンパク質の方が消化しやすいため、特別な理由がない限り、「豆類」などの植物原料ではなく、「鶏肉」「サーモン」など肉や魚が主原料のものを選びましょう。
  • 不要な添加物や過剰な着色料が抑えられているか

    添加物は、定められた基準の範囲内であれば、摂取したからといって、すぐに健康被害に繋がることはありません。しかしながら、主食として毎日摂取すると、体質によっては消化しにくく、体に負担がかかることもあります。主食には、酸化防止剤や保存料、着色料を含まないものを選ぶのがおすすめです。
     
  • 衛生管理が行き届いた安全な工場で作られているか
 
    向上の衛生管理、原材料の安全面について、十分に気を配っている(ホームページやパッケージに記載のある)メーカーのものを選びましょう。

また、食物アレルギーの疑いがあるわんちゃんは、複数種の肉や魚が含まれるものだと原因を特定するのが難しくなるため、単一のタンパク質を使った食事が安心です。

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ぺこふるは、東北産の原材料のみを使用し、体に不要な添加物を使っていません。また、食品工場で製造されており、高品質で安全性の高い総合栄養食です。

愛犬の幸せを願う優しい飼い主さんに、是非一度お試しいただきたいフードです。

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