これからの季節、暑さで食欲が落ちてしまうというわんちゃんも多いかもしれません。愛犬がなかなか食べてくれなかったり、ごはんを残したりすると飼い主さんは心配になりますよね。
まずは、病気が隠れていないかかかりつけの動物病院で診察を受けることが大切ですが、「病気ではない」と分かっても、何も口にしない時間が続くと体力が落ちてしまうため、食べる工夫が重要となります。
これからご紹介する方法は、避妊・去勢手術後など、体力の消耗や環境の変化(エリザベスカラーのストレスなど)で一時的に食欲が落ちたときにも有効ですので、是非試してみてください。

食欲をそそる食事の工夫
犬は味覚よりも嗅覚(匂い)で食欲がそそられる動物です。。まずは「嗅覚を刺激すること」を意識してみましょう。少しの工夫で「これなら食べたい!」と思わせることができます。
フードを人肌程度(38〜40℃)に温める
いつものフードをレンジでほんのり温めます(※やけどしないよう温度を確かめてから与えてください)。匂いが立ち上るため、これだけで食べるスイッチが入ることがよくあります。
風味の強いトッピングを足す
茹でた鶏のささみや胸肉の「茹で汁」、犬用の鰹節、ヤギミルクなどを少量加えます。特に夏バテの時期は、スープ仕立てにすることで脱水対策にもなり一石二鳥です。
ウェットタイプのフードやペーストの活用
ウェットタイプのフードはドライよりも嗜好性が高く、水分も豊富です。手術後で口を大きく開けづらい時や、元気がない時は、ミキサーでペースト状にすると舐めとりやすくなります。
食器の位置や環境を整える

食欲がないときは、「食べにくい」などの理由で食べるのを止めてしまう子もいます。
特に手術後は、エリザベスカラーが食器に当たって食べるのを諦めている場合があります。お皿を少し高い台に置いてあげるか、手から直接一口ずつ与えてみてください。
動物病院を受診すべき判断基準

「ただの夏バテかな」「手術の疲れかな」と思って様子を見て良いのは、「元気があり、水分は摂れていて、1〜2日以内に少しずつでも食べ始める場合」です。
以下のようなサインが見られるときは、無理に食べさせようとせず、早めに動物病院を受診してください。
受診のタイミング(時間・日数)
「丸2日(48時間)以上、何も食べないとき」または「水も一切飲まない状態が24時間以上続いているとき」は迷わず受診しましょう。子犬やシニア犬、超小型犬の場合は、低血糖を起こしやすいため半日〜1日食べなければ受診してください。
併せて見られる危険な症状
食欲不振だけでなく、以下の症状が一つでも伴う場合は、夏バテや一時的な不調ではなく治療が必要な病気や、術後合併症の可能性があります。すぐに病院を受診してください。
消化器症状
何度も吐く(嘔吐)、下痢をしている、血便が出ている
活動性
ぐったりして起き上がらない、呼んでも反応が鈍い
呼吸・熱
ハァハァという荒い呼吸(パンティング)が続く、体が異常に熱い
術後の状態
手術の傷口が赤く腫れている、舐めてしまっている、浸出液が出ている
脱水の兆候
歯茎を指で押して白くなった後、元のピンク色に戻るまで2秒以上かかる、皮膚を引っ張ってパッと戻らない
食欲をそそる一工夫で健康な毎日を

まずは新鮮な水をいつでも飲めるようにしつつ、香りを立たせたごはんで様子を見てあげてくださいね。少しでも「いつもと違う、おかしいな」と感じたら、かかりつけの先生に早めに相談しましょう。
夏バテ対策にもぺこふる

ぺこふるは、お肉に近い水分量で食べやすいウエットタイプのロールフードです。食欲がないときには温めてお肉の香りを立たせるのもおすすめです。
国産(東北産)原料、国内製造で安心・安全・美味しいぺこふる。お水をあまり飲みたがらないわんちゃんの水分補給としても是非ご利用ください。