毎年、暑い時期になると見聞きする熱中症。愛犬を熱中症から守るために、正しい知識を持っておくことはとても重要です。
犬は人間のように汗をかいて体温調節をすることが苦手です。汗をかくのは足裏の肉球などごく一部のみで、主にパンティング(ハアハアという呼吸)による気化熱に頼っています。
そのため、人間以上に高温多湿の環境に弱く、事前のしっかりとした対策が不可欠です。
ここでは、効果的な熱中症対策を「室内」「お散歩」「お出かけ・車内」の3つに分けてご紹介します。万が一のときの応急処置についてもまとめましたので、是非ご覧ください。
室内での対策

温度と「湿度」のコントロール
室内での熱中症はとても多く、エアコンによる管理が必要不可欠となります。また、犬にとっては温度だけでなく、パンティングの効率を落とす「湿度」を下げることが極めて重要です。
お留守番の時も含め、室温25〜26℃、湿度50〜60%以下を目安にエアコンを設定しましょう。
空気の循環と逃げ場の確保
部屋の空気を循環させるため、サーキュレーターで風を回し、ケージは直射日光の当たらない場所に配置します。また、犬が自分で涼しい場所を選べるよう、アルミプレートや大理石マットなどのひんやりグッズを敷いたエリアを作っておくのも効果的です。
水分補給の工夫
いつでも新鮮な水が飲めるよう、飲み水を入れる器を複数箇所に設置します。水をあまり飲まない子には、ウェットフードを利用したり、おやつ代わりに氷を1〜2個与えるのも良い方法です。
お散歩時の対策

時間帯の選択とアスファルト対策
夏場のお散歩は、地面の熱と照り返しへの配慮が欠かせません。 時間帯は「日の出前」か「完全に日が落ちてから」がベスト。日中はもちろん、日が陰り始めた夕方もまだアスファルトに熱がこもっています。
必ず飼い主さん自身の手で地面に5秒間触れ、熱くないか確認してから出発してください。
散歩コースの工夫とグッズの活用
できるだけアスファルトを避け、土や芝生、木陰の多いルートを選びます。
お散歩便利グッズの活用もおすすめです。わんちゃんが嫌がらなければ、保冷剤を入れられるネッククーラーで首元を冷やすのが良いかもしれません。
首元には太い血管が通っているため効率よく冷やせます。また、水で濡らして着せるクーリングウェアを活用すると、体温の上昇を緩やかにできます。
お出かけ・車内での対策

短時間でも「放置」は絶対NG
車内は短時間で驚くほどの高温になります。「エアコンをかけたまま」であっても、何らかのトラブルでエンジンやエアコンが停止するリスクを考慮し、絶対に犬を車内に残して離れないでください。
移動中のキャリー内の換気
後部座席や足元はエアコンの風が届きにくく、熱がこもりやすい空間です。キャリーケース内に保冷剤を敷いたり、扇風機で風を送ったりするのが良いでしょう。
熱中症が疑われる場合の応急処置

犬が「激しくパンティングしている」「よだれが大量に出ている」「ぐったりしている」「粘膜(歯茎や舌)が暗い赤色になっている」などの症状は、熱中症の初期サインであり、一刻を争う状況です。
動物病院へ連絡し、向かう間にも以下の応急処置を行います。
涼しい場所へ移動
すぐに冷房の効いた室内や日陰に移します。
体を冷やす
常温(または少し冷たい程度)の水を体全体にかけ、扇風機などで風を送って気化熱で体温を下げます。
※氷水などで急激に冷やしすぎると、末梢血管が収縮してかえって体の中心部に熱がこもる原因になるため、冷たすぎる水は避けてください。
太い血管を狙って冷やす
首回り、脇の下、後ろ足の付け根(股の部分)に、タオルで包んだ保冷剤や凍らせたペットボトルを当てると効果的です。
少し落ち着いたように見えても、後から内臓へのダメージが顕在化することがあるため、熱中症の疑いがあるときは自己判断せず、必ず速やかに獣医師の診察を受けてください。
熱中症対策にもぺこふる

ぺこふるは、お肉に近い水分量で食べやすいウエットタイプのロールフードです。国産(東北産)原料、国内製造で安心・安全・美味しいぺこふる。お水をあまり飲みたがらないわんちゃんの水分補給としても是非ご利用ください。