暑い季節は、人間同様、わんちゃんも上手に水分補給することが大切です。水だけでなく、ミネラルも一緒に摂ることで、体への吸収をよくすることができます。
ミネラルと水分をバランスよく摂れるものとして、野菜の活用はいかがでしょうか?今回は、わんちゃんにおすすめの野菜をご紹介します。
犬に野菜を与えるメリット
わんちゃんのごはんやおやつに野菜を取り入れることは、夏バテや熱中症予防に有効です。その理由を具体的に解説します。
1. 水分がたくさん摂れる
多くの野菜は水分を豊富に含んでいます。野菜を食べることで、食べ物から効率的に水分を補給でき、脱水症状の予防に役立ちます。
2. ミネラルやビタミンを補給できる
動物の体液中には、沢山の種類のミネラルが存在しますが、中でも、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、カリウムなどは電解質と呼ばれ、水分調整や体内物質の輸送などの役割を担っています。
これらの電解質は汗やパンティングによる水分蒸発により失われます。こうして失われた電解質を野菜で補給することは、疲労回復や熱中症による電解質バランスの崩れを防止するのに役立ちます。
熱中症対策だけでなく、日頃の健康維持としてもビタミンやミネラルの摂取は不可欠です。野菜に含まれる様々なビタミンやミネラルは、免疫機能の維持や代謝活動をサポートします。健康な体を維持することにより、暑さにも強くなります。
3.腸内環境の改善
野菜に含まれる食物繊維は、消化を助け、腸内環境を良好に保つ効果があります。健康な腸内環境は、栄養素の吸収を促進し、体調を整えることにつながります。
わんちゃんの食事やおやつにおすすめの野菜5選
わんちゃんの食事やおやつにぴったりな野菜を与え方のポイントも併せてご紹介していきます。
1.きゅうり
約95%が水分のため、水分補給に最適です。カリウムが豊富で体内の余分な水分を排出する利尿作用や、体を冷やす効果も期待できます。
細かく刻んだり、すりおろしたりして、生で与えることができます。硬くて食べにくそうにしている場合やお腹の調子を崩しやすい子には、皮を剥いてあげると良いでしょう。
2. 完熟トマト
強力な抗酸化作用をもつリコピンが豊富です。ビタミンC、カリウムも多く含まれ、夏バテ予防にも効果的です。
トマトを与える際は、完熟した赤い部分のみを使用しましょう。ヘタや青い部分は毒性があるので、必ず取り除いてください。
生で与えても良いですが、少量の油で炒めるとリコピンの吸収率が高まります。
3. レタス
水分が多く、食物繊維やビタミンCも含まれています。サニーレタス、リーフレタスなど、種類によって食感が異なるので、わんちゃんの好みのレタスを見つけてみてください。与えるときには、細かくちぎりましょう。
4. かぼちゃ
ビタミンA(βカロテン)、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維などが豊富で、栄養価が高い野菜です。
茹でるか蒸すなどして、柔らかくしてから与えましょう。甘味があるので、夏バテなどで食欲が落ちているときでも食べてくれることがあります。栄養満点のかぼちゃですが、カロリーが高めなので、肥満気味のわんちゃんは、与えすぎに気をつけましょう。
5.ピーマン
ビタミンCやβカロテンが豊富で、抗酸化作用や免疫力アップが期待できます。
苦味のある野菜ですが、細かく刻んだり、加熱して柔らかくすると食べやすくなります。
野菜を与える際の注意点
水分や栄養補給に効果的な野菜ですが、わんちゃんに与える際には、次のことに注意しましょう。
少量から始める
初めて与える食材は、アレルギーを起こす可能性があるため、ごく少量から試してください。
飼い主さんが様子を見ることができ、動物病院が空いている時間帯に与えるのが良いでしょう。
適量を与える
野菜はあくまで補助的なものであり、主食ではありません。与えすぎは消化不良や栄養バランスの偏りの原因になります。 1日の摂取カロリーの10~20%程度を目安にしましょう。
野菜を適量取り入れることで、水分摂取量を増やし、バランスの良い食生活を送ることができます。是非、愛犬の夏の健康維持に役立ててくださいね。
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